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2005年10月 9日 (日)

理想の女(ひと)

久しぶりにブログを更新する。すっかりご無沙汰してしまったが、別にネタがなかったから、という訳ではない。とにかく仕事が忙しく、部屋に帰るとすぐに寝てしまうほどで、正直ブログどころではなかった(言い訳です)。

ということで今日は3連休の初日であるが、たまたま通りすがった新宿武蔵野館で映画を観た。タイトルは「理想の女(ひと)」

原作はオスカー・ワイルド。いわゆる「変人」作家であるが、この人個人的には結構好きである。というか作品自体はあまり読んだことも観たこともないのだが、この人の「警句」というか「箴言」というか何といえば良いのか・・・とにかく人生をずばり言い当てるその鋭い表現に感じ入ることが多いのである。

そういえば学生時代に付き合っていた女性が演劇をやってた人で、ワイルドの「サロメ」がどうのこうのと言われたことがあるのだが、最初は赤塚不二夫の「にゃロメ」のことだと思って恥をかいてしまった・・・というのはウソ。でも良く知らなくて、知ったかぶったことを今でも覚えている(何故だろう?)。

ということで(?)ワイルド原作のこの映画であるが、いやはや恋愛と結婚、オトコとオンナの駆け引きを皮肉をこめて(いや愛をこめて)描く、とても素晴らしい映画であった。大人の映画ですね。

「いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女」

という映画宣伝の惹句(というよりワイルドの言葉なのだろうか?)の通り、登場する二種類の女性がとてもとても魅力的に描かれている。

南イタリアにバカンスに来ている金持ちアメリカ人たちの社交界を舞台にしているので、それこそ浮世離れた話ではあるのだが、人生の(ある側面の)真実をついていてなんとも苦笑いをするしかない。

タイトルで勘違いして、なにやら「南イタリアを舞台にしたアバンチュールもの」と思って観にいった「夫婦連れ」や「カップル」は、鑑賞後何とも言えない複雑な気持ちとなるであろう。

自分が一人で観たから言うわけではないが(笑)この映画はデート向きではない。まして夫婦やカップル同士で観に行って面白い、という訳もないと思う。こんな映画をそして人生の「しょっぱさ」を笑い飛ばせる夫婦やカップルであったとしたら・・・それはそれこそ「理想」のパートナーなんであろう。

それにしてもヘレン・ハントの演技がすごい。もちろんスカーレット・ヨハンソンのほうが僕の好みではあるが。全てを知っているスカーレット・ヨハンソンが個人的な「理想のひと」なのかもしれない(冗談)。

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受信: 2005年10月14日 (金) 11時47分

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邦題:理想の女(ひと) 原題:A Good Woman 原作:「ウィンダミア卿夫 [続きを読む]

受信: 2005年10月16日 (日) 02時29分

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注意:ネタばれ大有りなので、これから観る予定の方は楽しみが損なわれることをご承知いただいた上で御覧下さい。舞台は1930年のイタリアの避暑地。ここで過ごす上流階級に属する紳 [続きを読む]

受信: 2005年10月29日 (土) 23時25分

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